ペインクリニック内科の外来診療は令和6年3月31日をもちまして終了することとなりました。患者様には大変ご迷惑をおかけいたしますが何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。
これに伴い、本年1月16日以降の新患患者様の受付は中止させて頂きます
なお、現在、通院中の患者様におかれましては今後の治療について主治医にご相談ください。
ペインクリニックとは、「痛みを緩和することを専門とする診療所」と訳され、痛みという症状(病態)に対して治療を行うユニークな科です。
痛みは、そもそも体の異常を知らせるアラームとして大切な役割を果たしています。しかし、アラームの役割を終えた痛みがいろいろな理由で長く存在すると、不眠や不安、食欲不振などを招き、生活の質(Quality of life:QOL)を低下させることになります。
ペインクリニックでは、症状や身体所見から痛みの原因を診断し、薬物療法だけでなく神経ブロック療法を始めとする各種の治療法を駆使して痛みを軽減・消失させQOLを向上させます。
当科で取りあつかう主な疾患としては、筋緊張性頭痛、三叉神経痛、頚肩腕痛、肩こり、肋間神経痛、腰下肢痛、臀部痛、帯状疱疹(ヘルペス)後神経痛などです。また、顔面神経麻痺などの痛みを伴わない疾患についても治療を行っています。
治療に関して必要があれば、他科とも連携し協力して治療にあたります。また、他医療機関への紹介も行っています。
詳しいことは、病院受付またはペインクリニック(麻酔科)外来にお気軽にご相談ください。
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当院では、慢性・難治性の痛みに対して主に神経ブロック療法を実施しています。
主な疾患としては、高齢者の頚椎・腰椎の疾患や帯状疱疹後神経痛が多く、痛みの緩和のみならず薬剤の副作用や合併症にも細心の注意を払い、生活の質の向上を目指した治療を行っています。
最近は、エコーにより神経を描出し、画像を見ながら行うエコーガイド下の神経ブロックにも積極的に取り組んでおり、より安全かつ確実な治療を心がけております。
神経や神経周辺に局所麻酔薬や炎症を抑える薬剤を注射することで痛みを緩和する方法です。
薬剤が神経に作用し、痛みの刺激が神経を伝わるのを遮断(ブロック)することで、痛みの悪循環を断ち切ったり、血流を改善させるなどの効果があります。
神経ブロック療法には、いくつかの種類があり、痛みの種類や症状によって使い分けます。主なものは以下の通りです。