腎臓・糖尿病内科
腎臓・糖尿病内科は腎臓病、糖尿病、内分泌疾患を対象として診療しています。
腎臓内科診療では、検尿異常(血尿や蛋白尿)、腎機能障害、糸球体腎炎・ネフローゼ症候群、急性腎不全(急性腎障害:AKI)、慢性腎不全(慢性腎臓病:CKD)、電解質代謝異常などの診断と治療を担当します。複数の日本腎臓学会専門医・指導医が在職しており、
適切な利尿薬治療、腎機能の保持する腎保護治療(難治性高血圧治療など)、腎性貧血、腎不全の代謝異常(高カリウム血症、カルシウム・リン・骨代謝異常、脂質代謝異常など)の治療を担当し、日本透析医学会専門医が在職しており、腎機能障害が高度に
進行した際には、当院で内シャントを作成し(当院の泌尿器科)、安定血液透析導入を行い合併症の予防に心がけ、慢性維持透析治療を担当しています。また、当院には、日本透析医学会専門医、日本泌尿器科学会専門医が在職しており、近隣地域の透析医療の専門
医療を行っています。
糖尿病内科診療では2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病合併症(特に糖尿病性腎症)を治療対象としています。 最新の経口薬治療(DPP-4阻害薬、SGLT-2阻害薬、経口GLP-1受容体作動薬など)、最新のインスリン治療、GLP-1受容体作動薬の
週1回注射治療、インスリン/GLP-1受容体作動薬配合剤注射治療などを行っています。当院には、日本糖尿病学会専門医・指導医が複数在職しており、糖尿病の専門医療を行っています。また、大阪糖尿病療養指導士が7名在職しており(管理栄養士、看護師、薬剤師)
自己血糖測定(SMBG)、さらに持続血糖モニター(FMG、リブレ®、ならびにリブレビュー ® )の実施指導と教育等を管理栄養士による食事指導、薬剤師による服薬指導・インスリン施注指導、など、糖尿病診療のチーム医療を行うとともに定期的(月1回)の外来糖尿病教室や、
糖尿病治療・教育入院を行っています。
また、南河内地域では数少ない日本内分泌専門医・指導医が在籍しており、甲状腺疾患(バセドー病、橋本病、甲状腺腫瘍など)、副甲状腺疾患、副腎疾患、脳下垂体疾患などの内分泌疾患を診断し治療してます。
近隣医師会の先生、大阪公立大学医学部付属病院(腎臓内科、 生活習慣病糖尿病センター、内分泌内科学など)と緊密に連携し診療を行ってまいります。
施設基準
- 日本腎臓学会教育施設
- 日本透析医学会教育施設
- 日本糖尿病学会認定教育施設
- 日本内分泌学会連携医療施設「基幹施設:大阪公立大学医学部附属病院」
スタッフ
理事長:垣谷 隆介 (かきや りゅうすけ)
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- 資格
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医学博士
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院長:石村 栄治 (いしむら えいじ)
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- 資格
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日本腎臓学会専門医・指導医・評議員
日本糖尿病学会専門医・指導医・評議委員
日本透析医学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医・代議員
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医
医学博士
身体障害者指定医師(腎臓機能障害)
前 大阪公立大学大学院医学研究科 特任教授
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非常勤医師:西出 孝蔵 (にしで こうぞう)
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- 資格
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日本内科学会認定内科医
医学博士
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腎臓・糖尿病内科の特徴
- 当科では血尿・蛋白尿や腎機能障害(血清クレアチニン値の上昇)を始めとし、糸球体腎炎やネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、膠原病や関節リウマチに伴う腎炎、急性腎不全、慢性腎不全、腎不全患者の安定した透析導入、維持透析患者の管理と合併症治療など、腎臓内科疾患の全てにわたる領域の診断、治療を担当しております。腎生検を必要とする腎疾患(ネフローゼ症候群やIgA腎症など)、その他難治性の透析合併症例に関しましては、大阪公立大学医学部付属病院(大阪公立大病院)腎臓内科と連携をとり、必要に応じて紹介しております。また逆に、大阪公立大病院から紹介のあった症例に関しましては、当院において腎臓内科専門医が慢性期維持療法(ステロイド等の支持療法、腎不全治療、維持透析治療など)を行っております。
当院は一次診療から二次診療、三次診療まで担当できる、腎臓内科専門病院としての実力と実績を備えております。さらには当院の泌尿器科や外科と連携し、透析患者の血管合併症や二次性副甲状腺機能亢進症等に対しても適切な診断と外科的治療を行っています。
当科では腎臓内科疾患のみならず、腎疾患と深い関係にある糖尿病に関しても積極的な治療を行っています。今日の日本では、予備軍を含めた糖尿病患者、あるいは耐糖能異常の患者が2100万人(平成22年の厚労省統計)と、まさに国民病と言っても過言ではない状況です。当科では糖尿病に関して、食事療法(管理栄養士の食事指導)、運動療法(理学療法士の運動指導)、そして当科医師による内服薬・インスリン治療を行っております。稀な1型糖尿病、インスリンの頻回注射が必要な2型糖尿病など、専門医の治療が必要な患者も多く通院されています。特に最近開発されたDPP-4阻害薬、SGLUT-2阻害薬、GLP1受容体作動薬自己注射など、最新の治療を開発当初より積極的にすすめており、有効な治療効果を得ています。糖尿病専門医と管理栄養士による外来「糖尿病教室」は、定期的に月1回の頻度で開催しております。「糖尿病教育入院」は約1週間の入院期間中に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、検査技師、メディカルソーシャルワーカーとのチーム教育医療により、糖尿病の知識や自己管理の向上に寄与しており、患者様からも好評を得ています。糖尿病、それはまさに自己管理に依存する疾患であり、当院では全職種をあげて自己管理と治療を支援しています。
開業医の先生方におかれましては、日常診療で遭遇する検尿異常(目安として尿蛋白2+、尿蛋白・尿潜血共に1+以上)、腎機能の急速な悪化、保存期腎不全のコントロール等に関しまして、是非とも当院腎臓内科にご紹介頂きますようお願い申し上げます。また糖尿病におきましても、コントロール困難な症例や1型糖尿病のインスリン調整のみならず、コンプライアンス不良な患者の教育入院から最新の治療薬導入まで、当院では様々な症例に対応が可能です。このようなケースでお困りの際には是非、当科までお問い合わせいただければ幸いです
- 血尿・蛋白尿、腎機能障害(血清クレアチニン値の上昇、eGFRの低下)、糸球体腎炎・ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、
膠原病や関節リウマチに伴う腎炎、急性腎不全、慢性腎不全、腎不全患者の安定した透析導入、維持透析患者の管理と合併症治療など、
腎臓内科疾患のすべての領域の診断と治療を担当します。難治性のネフローゼ症候群や、その他難治性の透析合併症例は、
大阪公立大学医学部附属病院(大阪公立大病院)腎臓内科と連携をとり、必要に応じて大阪公立大病院に入院紹介します。また逆に、大阪公立大病院からの
紹介があった際には、その慢性維持治療(ステロイド治療や腎不全治療、維持透析治療など)を当院で専門医が行わせて頂きます。
一次診療から、二次診療、三次診療まで担当できる、腎臓内科専門病院としての実力と実績を備えております。また当院泌尿器科や
外科と連携し、透析患者さんの血管合併症や二次性副甲状腺機能亢進症などに対して適切な診断と外科治療を連携して行っています。
- 今日の日本では、予備軍を含めて、糖尿病患者あるいは耐糖能異常の患者さんが2100万人おられ(平成22年の厚労省統計)、
糖尿病はまさに国民病です。当科では糖尿病治療に関して、食事療法(管理栄養士の食事指導)、運動療法(理学療法士の運動指導)、
そして当科医師により内服薬・インスリン治療を行っております。稀な1型糖尿病、インスリンの頻回注射の必要な2型糖尿病など、
糖尿病専門医の治療が必要な患者さんも多く通院されています。特に、近年開発されたDPP-4阻害薬、SGLT-2阻害薬、GLP1受容体作動薬自己注射など、
最新の治療を開発当初より積極的にすすめており、有効な治療効果を得ています。糖尿病専門医と管理栄養士による外来「糖尿病教室」は、
定期的に月1回開いています。「糖尿病教育入院」は約1週間の入院期間中に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、検査技師、
メディカルソーシャルワーカーとのチーム教育医療により、糖尿病の知識や自己管理の向上に寄与しており、患者様から好評を得ています。
糖尿病、それはまさに自己管理の病態であり、当院では全職種をあげて自己管理と治療を支援しており、専門的な治療をしております。
- 病院長の石村は、南河内医療圏における数少ない内分泌学会専門医、指導医の資格を有しております。甲状腺疾患(機能亢進症のバセドー病や
機能低下症の橋本病)、電解質代謝異常(Na, K, Cl, Ca, P, Mgなど)、また副甲状腺機能亢進症といった内分泌疾患も診療しています。さらには
稀な脳下垂体疾患、副腎疾患につきましても一次検査、二次検査のうえで、三次検査が必要な場合や高度先端治療や内分泌外科手術、脳外科手術が
必要な場合には、大阪公立大学医学部附属病院内分泌内科や、脳神経外科に紹介し、高度な連携診療をしております。
- 当科の特徴は相互に関連する腎臓病、糖尿病、内分泌疾患を総合的、かつ専門的に診断、治療していることです。一次検査と二次検査で診断し、
治療を行います。高度な三次検査が必要な場合や、先進的高度診断と治療が必要な場合には、
大阪公立大学医学部附属病院腎臓内科・生活習慣病糖尿病センター・内分泌内科と連携して診療を行い、
大阪公立大病院を退院後は当院で継続治療をさせていただいております。